薪ストーブに興味はあるけど、何から考えたらよいのか分からない。準備や手入れも大変そう。本当にうちに必要なのかな?ご近所迷惑になったりしないかな?そんな疑問や心配をお持ちのあなたに役立つ情報と、ちょっとした物語をお届けします。
登場人物
まきの
薪ストーブ専門店の頼れる
店主。お客様想い。
ブレッキー
北欧出身の薪の妖精。好奇心旺盛でおせっかい。
はやしだ
薪ストーブに憧れるお客さん。自然を愛する。
プロローグ
私は林田岳。妻と子供の3人で自然が多い地域への移住を考えている。先日、良さそうな中古住宅が見つかったので、リノベーションして暮らそうと思っている。冬は寒い地域なので、建築士が現地で頼りになる薪ストーブ店を紹介してくれた。電話をかけると、お店で詳しく教えてくれるというので、休日にお店にやってきた。
店主の牧野さんに案内されて打合せテーブルで待っていると、突然、テーブルの上に置いてあった人形が喋り出した。
薪ストーブって何がいいの?
こんにちは!今日は何しに来たんだい?
えっ!!?
えーと、、、薪ストーブが欲しいんだけど、はじめてなのでよく分からなくて、、、
(び、びっくりしたー)
そうなんだ〜、じゃあ僕が教えてあげるよ!
まずは薪ストーブの魅力からいくね!
えっ、、、と、、、お、お願いします
(なんだこれは?人形?)
暖房器具としての薪ストーブ
薪ストーブは、冬の寒さを和らげるための暖房器具として非常に優れてるんだ。その魅力は何といっても音や風のない自然で心地良い暖かさだよ。一般的な暖房器具は風を伴うことが多くて、乾燥やノイズが気になることがあるけど、薪ストーブは違うよ。
薪ストーブは、火の燃焼による高い温度から発する自然な輻射熱によって部屋全体を暖めるんだ。輻射熱の一部である遠赤外線によってまるでお日様に当たっているかのように、体の芯から温まる感覚をもたらして、家中がほんのりと温まるため、部屋ごとに温度差が少なく、快適な環境が保たれるんだよ。
暖房器具を超えた魅力
薪ストーブは、そのデザイン性からインテリアの一部としても楽しめるよ。シンプルなものからクラシックなものまで、様々なデザインがあり、部屋の雰囲気を一段とおしゃれに演出するよ。
料理にも使えるよ。焼き芋なんて簡単にできるし、パンやピザを焼いたりすることもできるし、機種によってはストーブの上でスープやシチューを煮込むこともできるよ。料理をしながら家全体が温まるって一石二鳥だね。
それから、実は僕はこれが1番の魅力だと思ってるんだけど、薪ストーブがあると自然と家族が集まるんだよ。炎を眺めながら過ごす時間は、心を落ち着かせ、癒しを感じるよ。
薪を準備して、ストーブにくべて、火を起こすという手間も、忙しい日常から離れて、ゆったりとした時間を楽しむ一環だと思うんだ。こういう手間があるからこそ、日々の暮らしが豊かに感じられるんだよ。
あとは、環境に優しいね。薪を燃やすことで排出される二酸化炭素は、木が成長する過程で吸収したものとほぼ同量なので、カーボンニュートラルと言えるんだよ。
な、なるほど。。。
(よく喋るな)
あ!すみませーん!こら、ブレッキー!
驚かせてすみません。
この子、お店に住み着いてて、、、時々お客さんの前に出てくるんです。
、、、北欧で生まれた妖精らしいんです。
・・・
(ようせい!)
何か失礼なこと言いませんでしたか?
い、、、いえ(妖精っていうのが一番気になるんだけど)
とてもわかりやすく説明してくれました。
(ほんとうにわかりやすかったしな)
えっへん!
薪ストーブのデメリット
あ、、、あのー、、魅力は分かったんですが、エアコンや普通のストーブと比べてマイナス面はあるんでしょうか?
はい、もちろんマイナス面もあります。
たとえば、初期費用が高いことや、設置スペースが必要なこと、灰の掃除やガラスの清掃、煙突の掃除など定期的なメンテナンスが必要なこと、あとは、
薪の確保と保管スペースも必要だし、薪を割ったり運んだりするのを手間と思う人もいるよね。
でも、その手間を楽しめる人なら、薪ストーブはおすすめですよ。私もそうですが、薪を準備して火を起こす過程が、日常の中にリラックスする時間を作り出してくれます。
環境にも優しいし、家族が集まる時間が増えるから、生活が豊かになったと感じる人が多いですよ。
それさっき僕が言ったよ。
・・・
そ、、そうなんですね、、、
なるほどなるほど。
分かってきました。
(遠慮なく言うタイプだな)
まとめ
1. 薪ストーブって何がいいの?
- 遠赤外線の心地よい暖かさ
- インテリアとしても楽しめる
- 料理にも使える
- 家族が集まる
- 炎を見ると癒される
- 暮らしが豊かになったと感じる
- 環境にやさしい
- デメリットも理解して購入を検討しよう