薪ストーブの設置のご検討、ご利用にあたってお客様からよくお問い合わせいただくご質問と回答をまとめました。 薪ストーブを安心してご利用いただくために、ぜひご活用ください。
薪ストーブの魅力とは?
薪ストーブにはどんな種類がありますか?
設置費用はどのくらいかかるの?
設置のスペースはどのくらい必要?
暖房能力はどのくらい?
環境への影響は?
薪の入手方法は?
1シーズンに掛かる薪代はどれくらいですか?
煙はたくさんでますか?
着火は簡単に出来ますか?
薪ストーブを使ってちょっとした料理をしたい。
煙突掃除・本体のメンテナンスは?
薪ストーブの魅力とは?
薪ストーブは決して安い買い物ではありません。
ですが、使えば使うほど価格以上に魅力を感じて頂ける優れた暖房器具です。
【魅力1:インテリア性】
インテリアとしての本体のデザインや、火が燃えている様子など、見た目の良さ。
【魅力2:快適性】
薪ストーブは温風ではなく本体が帯びた熱が空気に伝わっていく仕組みなので、乾燥がありません。
さらにエアコンのように温風でポイントを暖めるのではなく、暖かい空気がじわじわと広がっていきますから、家全体を暖かくできるんです。
過度に乾燥せず、適度に湿気をなくし、常に家の中をある程度一定の温度に保ってくれるため、結露の発生を抑えられます。
さらに室内の埃っぽい空気が、ストーブで燃焼されて煙突より室外に排出される(※外気導入で利用する場合は除く)という利点もありますよ。
薪ストーブにはどんな種類がありますか?
現在広く流通している薪ストーブには、「輻射式」、「対流式」、「開放(暖炉)式」の3タイプがあります。
【輻射式】
本体そのものから輻射熱を発して空気を暖めます。暖房効率には優れていますが、本体そのものが高熱を帯びるため、設置にはそれなりのスペースの確保や壁の遮熱対策が必要です。
【対流式】
本体が二層構造になっており、層の間の熱を自然対流で放出します。正面ドア以外はそれほど高温にならないため、壁面にかなり近づけて設置できるといった特徴があります。
【開放(暖炉)式】
炉に扉がないシンプルなタイプ。炎が直接見えるので見た目は良いですが熱効率はあまり良くありません。
暖房能力はどのくらい?
天井高さ2.4m程度のお部屋でご利用になる場合、
小さなストーブで、約20坪程度、
大きなストーブですと、約70坪程度のスペースを暖めることが可能です。
部分暖房ではなく、家を一軒暖めるという考え方です。
環境への影響は?
電力や化石燃料を使わないため(一部、電力を使うモデルもあり)、一般的な暖房を使うよりはCO²削減に貢献できるのは間違いありません。
「だが、結局は薪の燃焼でCO²が発生してしまうのでは…」と考える人もいるのでは?
「カーボンニュートラル」という言葉をご存知でしょうか?
薪の燃焼によるCO²については、植物のライフサイクル全体でCO²の収支はゼロという考え方で、
植物は成長過程で光合成によりCO²を体内に吸収し固定するため、燃やすことによって発生するCO²はもともと大気中に存在しているとみなします。 さらに販売している薪は森林の間伐材を使用するため薪を生産することで、林業の衰退などで荒れ果てた雑木林の再生にも繋がり、その結果、CO²を吸収してくれる健全な木々を育てることにもつながります。
1シーズンに掛かる薪代はどのくらい?
岡山県北部では一冬(5カ月)平均して15万円程度が目安となります。
確かに高く感じますが、エアコンなどと違って、24時間点けっ放しにできます。さらに1台で家全体が暖められるので、空気の通りさえ良くして おけば、部屋ごとの暖房は必要ありません。
また、結露の発生を抑えられシックハウス対策にもなります。
なによりも薪が燃えるのを眺めるゆとりの時間は、何ものにも代え難いものです。
煙はたくさんでますか?
着火時、薪を追加する時にはでますが、充分に乾燥した薪を使用すればモクモクとは出ません。
ただ、「風向きの悪いときは使用しない」など周辺の環境への配慮やご近所との日頃からコミュニケーションがクレームを未然に防ぐ有効な手段になる場合があります。
薪ストーブを使ってちょっとした料理をしたい。
ピザやダッチオーブンを使ったポークリブのローストなど、通常オーブンを利用する料理のほかに、 天板を利用しお湯を沸かしたり、 保温することができます。
焼き芋や焼魚にも利用でき、ご好評を頂いています。